アルブサーチ(微量アルブミン検査)
糖尿病性腎症重症化予防プログラム
「人口透析患者ゼロ」を目指す取り組みとして「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を実施しています。
糖尿病性腎症の初期は自覚症状がほとんどなく、自分で気づくことが難しいため「尿検査(微量アルブミン検査)」を実施し、
尿中に排泄される「微量アルブミン」を測ることで、早期に発見することが可能です。
早期に発見し食生活を改善することで、重症化(人工透析への移行)を防いだり進行を遅らせたりすることが可能となります。
下記条件に該当する対象者には「微量アルブミン検査(尿検査)キット」がご自宅に届きますので、ご自身の状態を確認するためにも、積極的に検査を実施いただくとともにプログラムにご参加ください。
対象者
健康診断の結果、糖尿病もしくは腎機能の低下などの疑いのある方、または糖尿病歴の
ある方など以下基準に該当する方。
◆糖尿病であること:①から②のいずれかに該当する場合
- ①健康診断の結果、空腹時血糖126mg/dl(随時血糖200mg/dl)以上、
またはHbA1c6.5%以上 - ②現在、糖尿病で医療機関を受診している
◆腎機能が低下していること:①から⑥のいずれかに該当する場合
- ①尿蛋白偽陽性以上
- ②eGFR値45mL/分/1.73m2未満
- ③eGFR値60mL/分/1.73m2未満で年5 mL/分/1.73m2以上の低下
- ④レセプトより糖尿病性腎症が記載されている
- ⑤糖尿病網膜症の存在
- ⑥高血圧のコントロールが不良(目安:140/90mg)
プログラムの流れ
プログラム参加対象者
実施した尿検査の結果により、各プログラムのご案内いたします。
- ◆尿中微量アルブミン値判定がC・D判定の方
塩分コース(腎症2期および腎症3期以降プログラム)をご案内
- ◆尿中微量アルブミン値判定がA・B判定かつ糖尿病性腎症の条件(※)に該当した方
(※糖尿病性腎症条件)
尿検査抽出基準のうち【◆糖尿病であること】の条件から1つ以上が該当し、かつ
【◆腎機能が低下していること】の条件から1つ以上が該当した方
糖質または血糖コース(腎症1期プログラム)をご案内
- 糖質コース:血糖コントロールまたは血圧コントロールのために体重減少が必要と
思われる方(BMI22以上) - 血糖コース:体重減少なしで血糖コントロールを行う方(BMI22未満)
詳しくは、糖尿病性腎症重症化予防共同会のホームページをご覧ください。
業務委託先:糖尿病性腎症重症化予防共同会 (株式会社サンプリ)